以前ドイツのお洗濯事情で硬水の話に触れましたが、硬水が及ぼす影響は洗濯だけにあらず……そう、お風呂でも硬水問題が。
毎日シャワーを浴びて顔をバシャバシャ……日本人には最早習慣です。しかしこの硬水に含まれるカルキが肌を殺す。
肌荒れはカルキ?ドイツはお肌のお手入れ方法が違う
ドイツに来て早1ヶ月が過ぎ、なんだか顔がゴワゴワするな、規則正しい生活をしているし偏食もしていない。体調も良いはずなのに肌荒れがすごい…と思っていましたが、原因がわかりました。
お前だ……(カルキ)
硬水は軟水と違い、石鹸も泡立てづらく落ちにくいのです。またカルキは洗濯同様カルキ抜きをしなければ溜まる一方。洗剤はカルキ抜きが含まれているものもありますが、日本の洗顔料にそれが含まれているわけがありません。
つまり顔を洗うたびにカルキが肌に蓄積されていることに……。
日本式で洗顔していた時は、なんだか化粧水が浸透している感覚がなくなんだかゴワゴワ。ピーリングが必要なのかな?と思っていましたが、それでも改善されなかった理由がカルキだったのだと思います。
ドイツの人が洗顔なにそれ?と言う状態なのは、この硬水にありました。こちらでは薬局に売られている化粧水のほとんどは拭き取り化粧水で、日本でも有名なビオデルマのようにメイク落としと化粧水を兼ねているものが多いです。
つまり洗わずにメイクを拭き取ってそのままクリームと言うステップが普通。
郷に入れば…と思っていましたが、どうも郷に入りきれていなかったツケがここに。このまま悪化の一途をたどるのは嫌なので、日本から持参したメイク落としを封印し拭き取り化粧水へのお手入れにチェンジしました。
それがこちら。
Garnier Mizellen Reinigungs wasser All in 1 400ml 3.55ユーロ
使い心地はビオデルマに比べると化粧水のしっとり感は劣りますが、この後クリームで蓋をするのでこれでも十分使えます。この拭き取り化粧水を挟んでから肌荒れが大分改善されました……身を以て体験しました…。
1週間に1度はピーリングパックを使うので水で洗顔しますが、拭き取り化粧水を使っているおかげか肌のごわつきがなくなりました。
顔を洗ったとしても、化粧水やクリームの前に「拭き取り化粧水」のステップを挟めばOKです。カルキを取り除くのが目的です。
因みに同じヨーロッパでも地域によって水質は異なるようで、ノルウェーに住んでいた友人は日本式の洗顔でも問題なかったそうです。
それもそのはず、ノルウェーを含むスカンジナビア半島は氷河の岩が不純物やミネラルを取り除いてくれるため、水質はヨーロッパでありながら軟水。さすがはピュアウォーターの国!
ドイツはBIO商品が安くて豊富
最近は日本でも「オーガニックコスメ」がブームですが、ドイツもBIO(Biologisch)と称されるオーガニック製品がたくさんあります。BIOには厳しい評価基準があり、それを満たしているものだけがBIO商品として販売を許可されています。BIO製品は食品から化粧品まで多岐に渡りますが、とにかくドイツのオーガニックコスメが安い。
ドイツに住んでいるからには試したい!と、早速薬局で物色してきましたのでいくつかご紹介。
ドイツの薬局はdm、Rossmannなどが有名です。日本でいうマツキヨのように、独自ブランドの製品も持っています。
お気づきの方もいるかもしれませんが、上段にある日本でも有名なKneipp。ドイツで生まれたメーカーです。
日本では入浴剤をよく見かけますが(私もハーブが好きでよく使用しています)ドイツではあらゆるクナイプ製品がずらり。写真はボディーソープです。そしてもちろん国産メーカーだから安い。見て、クナイプが2.75ユーロで買えちゃう。電車の片道分しかしない。
因みに私が購入したボディーソープがこちら。
treaclemoon Duscher ginger morning 500ml 3.95ユーロ
ジンジャーがスーっと香って気持ちいい!ご機嫌になれます。
ボディーソープはさすがにカルキ対策されているわけではありません。が、ドイツの気候もあってか乾燥し易いので私はボディークリームで保湿しています。
一時期ブームを起こしていたヴェレダもドイツのブランドですが、あのヴェレダ ホワイトバーチボディオイルが日本の3分の1の値段で手に入ります。国産万歳……!
また当然のように髪もパッサパサになります。
私はdmブランドのBaleaのオイルを使用しています。とろっとしたオイルのテクスチャで使用感は悪くない。濡れた髪と乾いた髪どちらにも使えます。
Balea Professional oil repair Haaroel 2.95ユーロ
そしてこちらがクリーム。私はdmブランドのalverdeを使用しています。左がナイトクリームで右がデイクリーム。
クリームですがテクスチャは重たすぎず、伸びもよくつけた後のベタつきも気になりません。ふんわりローズの匂いが香る程度でキツすぎなくて良し。
乳液の概念がないドイツではほぼ化粧水とクリームで基礎化粧品が構成されていて、実際私も今はほぼ化粧水→クリームで手入れが終了しています。
Bio商品なのにクリーム1つ2.95ユーロ。安い!嬉しい!
alverde Nachtcreme Wildrose 2.95ユーロ
alverde Tagescreme Wildrose 2.95ユーロ
他にもローカルなBio商品はたくさんあるので、試す機会があればレポしますね。
またドイツの薬局にはこのalverdeも含め、ハンドクリームやクリームなどのミニサイズが安価で売っています。軽くてお土産にもぴったりなので、女友達にあげると喜ばれそうです。ドイツに来た際は是非薬局に立ち寄ってみてください。
ハーブティー大国ドイツ
実はドイツはハーブティー大国。風邪を引いたらハーブティーを飲ませろ、と言われているほどお茶が大好き。カフェでもミントティーをはじめ、お茶も充実しています。
緑茶ももちろんあるので、甘いお茶しかないのでは…と不安な方も安心しておいでください。こちらのカフェで売っている抹茶ラテは大抵抹茶のそれではありませんが(日本経営であればちゃんとしているかも)Green Teaなら問題なく飲めるレベルです。
お値段も安いので、持ってくるより選択肢も多いし買うのが良いかもしれません。スーパーでも1ユーロ以下で手に入ります。
まとめ
日本では硬水対策の商品は売っていない?と思うかもしれませんが、拭き取り化粧水であればもちろんビオデルマ以外のものでも効果はあります。
旅行などでドイツを始め硬水地域へ来る時は拭き取り化粧水を持参するか、現地で購入するのがおすすめです。ドイツへ来て肌が荒れた…と言う思い出を作らないためにも、硬水対策をぜひ取り入れてみてくださいね。
ちなみに、コンタクトレンズ洗浄液ももちろん薬局で手に入ります。1dayコンタクトもあります。ベルリンは日本より少し安いです。薬は基本的なものは置いていますが、より多くの種類や専門性を求める場合はApothekeへ行きましょう
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