ドイツの水は硬水です。よくカルキがついて蛇口が白っぽくなっていることがありますが、もちろん洗濯の水も硬水。
日本だったらたとえ柔軟剤がなかったとしてもまあ大丈夫レベルですが、ドイツでそれをやるとタオルバッキバキになります。(使えないほどではないですけど)
それだけではなくて、カルキが溜まると洗濯機の故障の原因にもなるし、白物衣類はグレーに黒ずんだり、洗剤の泡立ちが軟水に比べて悪いのでより多くの洗剤を必要とします。
洗濯は生活でよく利用するものの1つなので、使い方や洗剤についてご紹介します。
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洗濯機の使いかた
こちらがドイツの洗濯機。バスルームにあることもあれば、キッチンにあることも珍しくありません。大体このようなドラム型が一般的のようです。
赤枠の電源ボタンを押すとメニューが光ります。ダイヤルを回してメニューを決めます。
メニューは左上から以下の通り。
左側メニュー
- Baumwolle Eco: 綿の衣類用。エコモード
- Super Eco: スーパーエコモード
- 20Min-3kg: 20分洗濯 3kgまで(普段の洗濯ならこれで十分)
- Schnell Intensiv: 早くしっかり洗濯
- Jeans: ジーンズ
- Gardinen: カーテン用
- Spülen: すすぎのみ
- Schleudern/ Pumpen: 脱水のみ
右側メニュー
- Koch/ Bunt: 煮沸/ 色物用
- +Vorwäsche: 上記のモードで下洗いもする
- Extra Leise: とっても優しく洗う
- Pfleigeleicht: お手入れ簡単な衣類用
- +Vorwäsche: 上記のモードで下洗いもする
- Leichtbügeln: アイロン掛けが簡単なもの用
- Feinwäsche: お洒落着洗い
- Wolle/ Seide: ウールなどの冬物や、手洗い用の衣類が洗えます
真ん中の「温度・回転数」はボタンを押すと設定できます。
電気パネル下のオプション:
- Flecken: 染み汚れ
- Extra spülen: 2回すすぎ
- Zeit sparen: 時間短縮
- Zeit vorwahl: 時間選択
温度は洗濯の水温、回転数は脱水時の回転数。デリケートなものを洗いたいときは回転数を低くします。
洗剤はこちらに入れます。真ん中に洗剤やカルキ抜き、右側に柔軟剤。1番左側は下洗いを選択した際に使う洗剤入れ。
メーカーによってこの場所も違いますが、お花マークが付いているところは柔軟剤、と覚えておけば大丈夫。
洗剤を入れたら右側のスタートボタンを押して洗濯開始!
洗剤の選びかた
冒頭で述べたように、カルキが入っている水のため洗濯では「カルキ抜き」が必要なのです。
私が使用しているのがこちら。
ヨーロッパシェアNo.1だそうで、日本でもこのメーカーたまに見かけます。確かスーパーで4.5ユーロくらい。ちなみに日本から持ってきた洗剤は旅用にキープしているので使っていません。
パッケージの裏に赤枠のマークがあります。見えづらいですが、上には「Mit Kalkschutz」と書かれていて、これは柔軟剤も入っているよ!と言う意味です。
また下の「Avec agent anticalcaire」はカルキ抜きが入っていますよ、と言う意味です。
つまりこれ1つでほぼ衣類は洗える!優秀!匂いも爽やかな香りで私は気になりません。洗濯した気になる好きな匂い。ただ洗濯物はやっぱり少しゴワゴワするので、気になる人は柔軟剤をプラスしたらいいと思います。
ドイツの柔軟剤は匂いが強いものが多いようで、買おうか悩んでいるのですが今現在絶対必要ではないので手を出していません。使う機会があったらレポしますね。
最近はカルキ抜きが入っている洗剤もたくさんあるようなので、裏面をチェックしてみてください。または「calgon」と言う名のカルキ抜き剤も別で売っています。
まとめ
と、言うことでドイツのお洗濯事情でした。
ちなみにドイツは外干し文化はなく、室内に干します。気候が乾燥しているので乾くのに時間はかかりません。宿泊先やコインランドリーで洗濯に困ったら参考までにどうぞ!
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