ベルリンは様々な人種の人が住んでいますが、ヨーロッパの主要な都市に比べると比較的治安が良い方です。
昼間は歩いていても特に危険は感じませんが、それでも「なるべく避けた方がいい場所」はあります。なるべくトラブルに巻き込まれないよう、自分で安全を確保するのも海外では大切です。
私が住んでいて友人知人に「気をつけたほうがいいよ」と言われたことや場所をお伝えします。
スリ
西欧ほどではないにしろ、事実ベルリンにもスリはあります。ただの置引のみならず、子どもを使って気を逸らしたり、募金を促して署名させている間に…と言うことも。(ちゃんとした募金活動ももちろんありますが、外国人旅行者にその判断は難しい)
観光地が密集するミッテでも観光客を狙ったスリがあるので注意が必要です。
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ベルリンの人たちの多くは財布をこのようなチェーンや紐などでカバンやパンツと連結しています。私も財布には必ずチェーンを着けて持ち歩いています。
海外旅行ではセキュリティベルトが勧められますが、ベルリンでは日常的にそこまでする必要はありません。ですが貴重品から目を離さない、紐やチェーンで固定しておくなど工夫をしておくべきです。(※他に西欧などを旅する人は持っておいた方が良いです。あくまでベルリンでの話です)
できれば避けるべき場所
フリードリヒスハイン地区
ここは所謂ナイトクラブ・バーが多い地区で、「クラブに行きたい若者はまずここを目指す」と言われるほどナイトスポットが充実している街です。但し夜の街なだけあってか、日中でも所謂「白い粉」を売っている人があちこちに立っています。
もしクラブへ行くのであれば、なるべく大通りを歩き、女性は特に1人で歩かないようにすることをお勧めします。
ゲルリッツァー公園
一見普通の公園なのですが、こちらも公園のあちこちに「売っている」人が立っていて目が合おうものなら声をかけてきます。断ればしつこく迫られることはありませんが、雰囲気がいい場所ではありません。
観光で行くような公園ではないと思いますが、もし行く時はご注意ください。
一度この付近の家に内見しに行ったとき立ち寄りましたが、普通にしていて危険はないとは言えあまり気分のいいものではありません。目が合ってしまったらニコッとするのは良いですが、サクッとお断りしましょう。
ノイケルン地区
この辺りはトルコ人街が多く、美味しいトルコ料理屋さんも多いのですが銃痕がそのままになっているガラスのお店があったりと少し気を引き締めた方が良い路地があります。(ドイツは銃社会ではありませんが)
面白いギャラリーがあったりと私もノイケルンには度々行くのですが、こちらも不用意に夜道を歩いたりしないことをおすすめします。
まとめ
基本的にベルリンの治安は悪くありません。しかし気を緩めて暮らせるほど安全と言うわけではありませんので、もし上記のような場所へ行くのであれば「気をつけよう」と言う心づもりをして行くとトラブルに巻き込まれる確率がぐっと下がると思います。
またベルリンに限ったことではありませんが、海外にいるとその国の安全情報に疎くなりがちですので外務省海外安全ホームページで常に警戒情報がないか確認しておきましょう。
ドイツだけでなく、世界中を見てもアジア人は体格も小柄で裕福と言うイメージがあるためか観光客の中でも狙われ易いです。防犯はぬかりなく、たとえ友人が一緒でも荷物を置きっ放しにせず貴重品は携帯しましょう。
ドイツでも安全で良い旅ができますように!
蛇足ですが、Amazonにも「隠しベルト」が販売します、それはスリ対策の一つにもなるでしょう。(特に治安が悪い所で)
https://www.amazon.com/gp/product/B001RW7HCO/ ←アメリカアマゾンの販売ページです。
カードやパスポートではなく現金などを隠す場合に便利ですね〜!
治安が悪いところこそまだ現金社会のところもあるので大金を持たないのはもちろんですが、万が一強盗などに遭った時に備えて靴裏やこうした隠しベルトも役に立つかもしれませんね。