海外でタトゥー(刺青)を入れるなら?値段とタトゥーを入れる前に知るべきデメリット

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最近は日本人でも芸能人などファッションタトゥーを入れている人をちらほら見かけるようになりましたね。

私が住んでいたベルリンでも、その後旅した海外至るところでタトゥーをした人たちを見かけました。残念ながら日本はまだ刺青に対する歴史的な背景もあり、ファッションタトゥーと言えど社会的に受け入れ態勢が整っているとは言えません。

が、それでもタトゥーを入れたい!どうせやるなら海外で!と思っている方への記事です。

わたくし、ベルリンで1つ、ベトナムで2つ、タトゥーを入れました。施術前に懸念事項など色々調べ、また施術の経験からお伝えできることもあるので、タトゥーを考えている方への参考になればと思います。

 

タトゥーの基本的な知識

タトゥーのインクについて

出典:SukiSu

 

タトゥーは皮膚の真皮中にインクをつけた針を差し込み色をつけていきます。そのため、表皮が剥がれ落ちてもインクは抜けない仕組みになっています。

昔は手彫りでしたが、現在は電動マシンで入れることが大半です。針が細かく振動し、皮膚にインクを入れていきます。実際は注射針のようにインクを注入するのではなく、インクで手紙を書くように針にインクをつけ、皮膚に差し込むことで針の周りについたインクが真皮に着くと言うことです。

 

痛い?

痛いです。笑(痛みの度合いは人に寄りますが)

個人的に痛みを表すなら針でずっと引っ掻かれてるような感じ…。最初は「まあ耐えられる」と思いますが(部位による)長時間になるに連れて「いって〜〜〜〜〜〜!?!(でも動けない)」となります。

出典:Do It And How

 

ただ、タトゥーを入れる部位・デザイン、また彫り師の腕によって痛みの度合いが変わります。画像にあるように、腕や脚の外側は内側よりも痛みを感じにくく、皮膚の薄い部位や神経の多い部分はより痛みを感じ易くなります。

デザインについても細い線画であれば(部位によりますが)大きな痛みは少なく、塗りつぶしや太い線は針をなんども往復するため痛みは増します。

デザインが大きければ施術時間も長くなり身体に負担がかかるため、痛みを耐える時間も長くなり体力を消耗します。(大きすぎる、または複雑なデザインの場合は数日に跨いで施術を行う場合もあります)

 

タトゥーを入れる前にするべきことは?

施術の1週間前くらいから、タトゥーを入れる箇所はなるべく化粧水やクリームなどで保湿するようにしましょう。インクの乗りがよくなります。

また、日焼けを避けること。そして施術前のアルコールは控えましょう。施術中出血し易くなります。

初めての場合は緊張するでしょうが、前日はきちんと睡眠をとり、施術前には食事を摂って体調を整えます。前述の通り、痛みを耐える過程で体力を消耗するので身体のコンディションを整えることで心身共に安定した状態で施術を受けることができます。睡眠不足や空腹は痛みを助長させます。

女性は悪い事は言わないから生理中はやめておけ……。

 

ケアはどうするの?

アーティストによって細かな指示は違いますが、施術直後はラップなどでタトゥーを保護し30分ほどはそのまま放置します。その後ラップを取り替えながら3日安静にする場合や、ラップを1度取ったらその後は保湿しながら乾燥させるなどしてタトゥーが癒えるのを待ちます。

基本的に「怪我」と同じ要領で癒えていくので、しばらくするとかさぶたが出来、自然と剥がれて癒えます。

その後は保湿をまめにしつつ、外へ出る時はタトゥーの部分に日焼け止めを塗って保護します。タトゥーは日焼けしてしまうと退色が進んだり、色が薄くなったりしてしまいますのでケアはお忘れなく。

 

タトゥーを入れる適正年齢は?

日本では未成年へのタトゥーの施術は法律で禁止されています。青少年保護育成条例です。ただ施術の話をすると若い方がタトゥーを入れやすいとされています。単純に肌のハリの話なんですが。笑

タトゥーは成人であれば自己判断の元何歳でも大丈夫ですが、年齢が上がるにつれ肌も衰えるためデザインに制限が出る場合も考えられます。痛みに耐える体力も必要です。アーティストと相談して決めましょう。

タトゥーは一生もの

先述の通り、タトゥーは真皮へとインクを入れるため一度入れれば消えません。ケアの頻度や日常生活により薄くなることはありますが、ヘナタトゥーのように時が経てば完全に消えるものではありません。

技術の進歩によりレーザーなどでタトゥー除去ができる機関もありますが、除去にもお金がかかり、簡単に消せるものではありません。

 

タトゥーによる日本での弊害

公共浴場・プールでの入館拒否

みんな大好き温泉!銭湯!私もお風呂大好きです。が、タトゥーを入れるにあたって1番の懸念事項がこれですね。暴力団のイメージがある刺青はもちろん、タトゥーシールなどもお断りしているところがほとんど。

みんなビックリしちゃうからです。脱衣所で隣の人の背中に立派な日本刺青あったらギョっとするか、東山の金さんかな?て思うんです(わからないネタだったらごめんなさい。ググってみてね)

小さなタトゥーで絆創膏で隠せる、テーピングで覆えるくらいのワンポイントなら大事にならないと思いますが、小さなタトゥーでも入れること即ち、公共の温泉プールお断り!となる弊害は考えるべき事案です。

が、インバウンドで外国人観光客の誘致が進み、オリンピックを控えている今世間は少しずつタトゥーに対する規制を緩和してくれているのでは…?と期待はしてしまいますね。

メチャタトゥーあるけど温泉行きたいデース!!と言う外国人も絶対いるので(私も行きたいわ)わたくし調べました。あった、あったぞ!こんなサイトが!!

Tattoo Friendly

サイトによると、実際に施設へ電話して可否を問い合わせたそうです。ありがとう。

日本ではまだ肩身が狭いと思いますが、公共浴場などに行きたい方は上記で調べたら手間が減りますね。サイトでタトゥーについて言及していないところは、1度問い合わせたらトラブル回避に繋がると思うのでおすすめです。

 

生命保険に入れない・保険金が下りない場合がある

タトゥーは異物を体内に入れると言うこと。万が一タトゥーによって肝炎などの疾患を引き起こした場合、保険会社によっては「故意による過失」と認められることがあり、保険金が下りないことがあります。

また、加入に関してもタトゥーがあると入れない場合も。これは上記の通り、タトゥーによる疾患リスクが高まるため保険会社としては保険金の支払いリスクが高い相手にはハードルをあげていると言うこと。

また、多くの保険会社では反社会勢力との関わりを固く禁じると基準を設けており、タトゥーがあるとこれを疑われる可能性があるため。

中にはタトゥーがあっても加入できる保険会社もありますが、加入の際はタトゥーを隠さずきちんと申告するのをおすすめします。

また、加入中にタトゥーを入れて契約解除となる可能性も考えられるため、入れる際は1度確認されることをおすすめします。

 

社会的認識による弊害

上記のように、日本ではタトゥーに対してネガティブな印象がいまだ大きく残ります。

仕事によっては「タトゥーを隠すように」と言われることもあると思いますし、夏場などは露出も高くなりますからTPOに合わせて服装などでタトゥーを隠す必要もでてくると思います。

海外ではタトゥーを入れたモデルやタレントが大きく広告の一面を飾ることも珍しくありません。でもそれは海外でのことであって、日本はまず見ませんし、日本の芸能人はタトゥーを入れていても海外ほど派手に入れている人は中々見ませんね。(耳後ろや足首など、目立たない且つ写真を撮っても隠せたりレタッチできる範囲)

ですのでこれから先も日本にいる限り、急激にタトゥーへの規制が緩和されることはないと思います。

今後の自分が進む道に大きな弊害がないかどうか、就職に影響がないか、今1度考えてみるのが良さそうです(私が言うのもなんですが)

 

海外でタトゥーを入れるには

タトゥーを入れる基本的なフロー

日本のスタジオでも同様のフローだと思いますが、以下のように進みます。

  • アーティスト(or施術スタジオ)を決める
  • デザインを決める またはデザインを提案してもらう
  • 大体の金額の確認をして、予約する(デザインやサイズによっては当日できる事も有りますが、基本予約)
  • 施術当日までに施術部分の保湿をし、前日はよく寝、当日はしっかりご飯を食べていく
  • タトゥーを入れたらアーティストの指示通りにケアをする

施術時間はアーティストによりけり。デザインは大体転写が多いと思います。タトゥーを入れる位置を確認しながら、何度か転写作業をやり直すこともあります。タトゥーは数十分で終わる小さくシンプルなデザインのものから、途中休憩を挟んだりして数時間に及ぶこともあります。

私は2回目ベトナムで入れた時は、大きさ+修正もあって5時間ほどかかりました。2日に渡って入れたので前日施術した部分はまだ痛みを伴っており、長時間だったのもあって「しんどい…痛い…でも拷問はきっともっと痛いんだろうな…」と拷問を経験したであろう誰かに思考を飛ばしていました。ハハ

 

どうやってアーティストを選ぶのか

インスタグラムがお勧めです。Google mapで探すのも手ですが、ほとんどの海外タトゥーアーティストはインスタユーザーなので、こちらで探すのが手っ取り早く、また作品も見易い。そして予約経路をプロフィールに書いていることがほとんど。

判断基準としてはフォロワーが5000人以上いることと、作品を見てラインがまっすぐ引けていること。自分が欲しいデザインを得意としているか(経験があるか)どうか。フォロワー数は基準でしかありませんので「5000人以上いれば安心」とはもちろん言えませんが経験値の目安にはなると思います。(フォロワーをお金で買っていなければ作品数もフォロワーも内容があるはず)

また、使い捨ての針を使用しているかどうかも大事です。殺菌して同じ針を使うことも可能ですが、殺菌不十分だと炎症を起こしたり疾患の原因となります。衛生的に使い捨て針を使用してくれる方が安心です。

 

料金の相場

サイズ・デザイン・色数・アーティストの経験によって異なります。ある程度経験のあるアーティストだとタバコサイズで1or1.5万円〜くらいでしょうか。国・技術などによって価格は変動しますが。

まずデザインを決めると大体の値段を教えてくれます。「○○円〜○○円の間になると思います」など。その価格帯で問題なければ交渉成立。デポジットとして前金を納めるところもあれば、当日全額支払いのところも。

キャンセルポリシーのあるところもあるので、事前に確認してください。

正確なお値段は施術直前、また施術後に提示されます。支払いも現金のみやカード可のところもあるので事前に問い合わせを。また、チップ文化のある国では価格+チップとなりますのでお忘れなく!(特に欧米)

アートや専門職世界での価格帯は人それぞれです。確かに相場はありますが、一生消えないタトゥーを入れること、道具代、技術・経験代、(アーティストに任せる場合)デザイン代など色々コミコミです。

ぼったくられろとは言いませんが、法外な値段でない限りあまりにも激しい「値切り」は相手のモチベーションを下げるので控えた方が良いかと思います。納得できない値段なら他のアーティストに見積もりをもらいましょう。その人、これからあなたの身体に針入れる人なんで。

安さは有難いことです。ただ自分の身体に異物を入れるリスクと、長期的な目で見て消えないタトゥーを入れることを考えると安ければいいと言うわけではありません。衛生面、技術や経験を考えて相手を信頼できるかどうか。それらを考慮した上で納得した料金を支払えればいいですね。

 

日本でタトゥーは入れられる?

ちなみに、日本でもタトゥースタジオはあります。

が、ここで問題なのが「日本ではタトゥーは医療行為に該当する」と言うこと。

グレーゾーンではあるのですが…過去に大阪で医師免許を持たない彫り師が施術をしたとして逮捕されています。海外で彫り師をしているアーティストで医師免許を所持している人がどれだけいるかは定かではありませんし、海外では医師免許が不要なところも多いと思います。が、少なくとも日本では上記の例がありますので、もし日本でタトゥーを入れる場合は念のため確認した方がいいかもしれません。

あくまでもタトゥーを入れる行為は自己判断であり、「入れなければならないもの」ではないのでタトゥーを入れよう!と思ったら自分でリスクマネジメントをしましょう。

 

まとめ

いかがでしょうか。もし「海外でタトゥー入れたいけど心配事がありすぎる」と言う場合は、メッセージいただければご相談に乗ります。この記事を書いている2019年2月現在、まだ私は帰国していないため日本でのタトゥー生活で「こんなことあったから気をつけてくれよな!」と言うアドバイスはできませんが(考えられる弊害はたくさん思い浮かぶのですが)、気になる事があればご連絡ください。

私はタトゥーが好きなので、日本に生まれながらも少しずつでも社会がファッションタトゥーを理解し、共存できる社会になればいいなと思っています。まだまだ制限のある日本社会ですので、タトゥーを持っている我々がお行儀よくこの文化を伝え、理解に繋がっていくといいですね。

よいタトゥーライフを!

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